TWEET「おろし立て 二題」
おろし立てのTシャツは、風合いもよく、肌ざわりも着心地も申し分なく、そう簡単には洗う気になりません。洗濯後のTシャツは別物になってしまいます。しかし、世の中には殊勝な人たちがいるもので、買ってきたばかりのTシャツを、洗濯してから着るというのですから驚いてしまいます。誰が手にしたのか、誰が袖を通したのかわからず汚ない、というのがその理由だそうですが、汚なさに耐性のある私にとっては、とうてい納得のいかないお話です。
逆に、おろし立ての白色を基調としたスニーカーほど、履いていて落ち着かないものはありません。足元ばかりが気になって、おちおち歩いていられません。そんなとき私は庭の土でほどよく汚してから履くことに決めています。
いずれもいずれも少々汚れていることが私にとっては不可欠なようで、以上、私の「おろし立て」二題でした。
いずれもいずれも少々汚れていることが私にとっては不可欠なようで、以上、私の「おろし立て」二題でした。
なお、大根や生姜やわさび、ニンニクに人参、魚はおろし立てが一番なのは言うまでもないことです。