TWEET「台風16号の北上によせて」
全く不謹慎なお話で恐縮ですが、台風が近づくとドキドキします。ワクワクします。が、暴風雨圏内に入ることはごく稀で、その落差は大きく、ガッカリします。最接近したらしたで、ただおろおろするばかりで、荒れくるう暴風、窓に瓦に容赦なくたたきつける暴雨におののき、家は揺れ心もとなく、さりとてなすすべもなく、なりをひそめやり過ごすだけです。台風一過後に広がる青空の青を見上げ、恨めしくも茫然と立ちつくします。
が、数年前から様相は一変し、今の私にとって台風は、ただただ怖いだけの存在になりました。ようやく私も人なみに、大人になったようです。
「地震雷火事親父」、火事はことさら取りあげていうまでもなく、自然は美しい姿を見せてくれる反面、ときには脅威にもなります。その両者を受け容れることができれば不足はないのですが、悠長に構えているわけにはいきません。