TWEET「古梅園製墨販売部」

2022/11/26
「東大寺 法華堂(三月堂)」


 はじめての参拝だった。
 堂々とした体躯の不空羂索観音菩薩立像は威厳にみちていた。居ならぶ八体の像も毅然としていた。時の経つのを忘れ、天平の息吹に浸っていた。
 帰り際には、「東大寺のほとけたち」(ポストカード)を購入した。不空羂索観音の合掌する掌中には「水晶製宝珠」があった。また、精巧なつくりの宝冠についても写真によって知った。
 法華堂は、華厳経が日本ではじめて講じられた堂宇である。明恵上人のことも思い出され、私にとって大切なお堂となった。

 余韻も冷めやらぬままに、「二月堂」,「若草山」辺りをさまよっていた。そんな折「古梅園製墨販売部」さんを知った。「正倉院展記念墨 槃龍背八画鏡」はその際に購入したものである。
 どうしても手元に置いておきたくて、あとの3点は、自宅から注文した。
 なお「正倉院展記念墨」は、以下の3点のみ 販売されている。
 ぜひ拡大してご覧になってください。

「第57,69回正倉院展記念墨 槃龍背八画鏡」
「中央の蓮葉文やそのまわりの双龍、回りにあるある山岳文や八卦文、格調高いこれらの鏡の文様は古来の墨の黒象にもゆかりの深いものです。」

「第60回正倉院展記念墨 山水人物鳥獣背圓鏡」
「美しい山水文様や舟に乗る人物、山に生きる鹿や水面に遊ぶ水鳥といった現代と変わらぬ自然をモチーフに文様が彫られた鏡です。」

「第70回正倉院展記念墨 平螺鈿背面鏡」
「正倉院御物の中でもよく知られている鏡を模し、螺鈿の美しさを墨で表現しました。墨背には、弊園に伝わる研ぎの技法により美しい光沢を出し、鏡面をあらわしています。」

「'92年 最高級純菜種油煙 大玄鴻寶」
「菜種油を使った最上級の油煙です。濃墨ですと艶のある純黒で淡墨ですと茶系の黒です。
 漢字作品用、かな書、写経等にも適す。」
 背面には2匹の龍が刻まれている。
 この墨色を眼にするたびに胸が躍る。
 私にとっては、実用の品である。

「2026年(第78回)の「正倉院展」は、例年通り秋に「奈良国立博物館」で開催される予定です。正確な日程や出陳宝物は夏頃に発表されます。観覧には事前予約の「日時指定券」が必要になるのが一般的です」
「奈良国立博物館」の地下回廊にある「ミュージアムショップ」,「カフェレストラン」には通い慣れているが、「正倉院展」を拝観したことはない。今秋にはぜひ、「夢殿秘仏・救世観音菩薩立像_特別開扉」と時を同じくして拝観・参拝したいと思っている。


 また、その際には、「古梅園製墨販売部」さんと隣接する、「春日有職 奈良人形彫刻師 瀬谷桃源」さんで、一刀彫の小さな「達磨」を購入した。
 帰宅後しばらくして、この「達磨」は、雪舟の「慧可断臂図」に描かれた「達磨」であることに気づいた。