「夏至の日に思う」
夏至は梅雨明けとともにやってくる、との思いが私にはあります。当地方では例年七月の二十日前後に梅雨が明けます。日没は一日におよそ一分、梅雨明けのころには、今日より三十分ほど早くなりますが、まだ七時ちかくまで明るく、日が短くなったという実感はありません。梅雨明けは喧騒の夏の到来であって、狂想曲のはじまりです。真夏の太陽とともに夏至を迎える、そんな思いが私にはあって、夏至の日を見過ごしがちです。
今日は梅雨空が広がり、静かに雨が降っています。梅雨には梅雨らしく、梅雨らしいのがいいと思っています。