「The Amazon」


中学校では四年に一度教科書が改訂されます。今年度はその年にあたり、憂き目に合っています。

下記の文章は、中学校三年生の英語の教科書『NEW HORIZON』東京書籍 に、今年度 はじめてお目見えした文章です。


1970年代から2010年の間に、森林の乱伐によって、アマゾン川の流域では、日本の国土面積のおよそ二倍ちかくの熱帯雨林が失われ、その熱帯雨林に生息する固有な動物たちは、すみかを失いつつあります、という内容の文章に続いて、以下の三文の記述があります。


It(The Amazon) runs through a huge rain forest. That forest produces about twenty percent of the world' oxygen. The oxygen in this classroom may come from Brazil!


「Read and Think」という標題がつけられています。子どもたちはこの事実をどうとらえ、どう考えているのかはわかりませんが、中学生の教科書とはいえ、侮れない文章に出会うことがあります。意表をつかれ、あわてます。


何事であれ、
ブラジルでは驚ろいたり
感嘆したりするとき、
「オーパ!」という。

開高健先生の、『オーパ!』集英社文庫  の一文です。

追記:

アマゾン川は世界一 流域面積の大きな川です、とは誰しもが覚える受験知識ですが、その河口の川幅は、300Km、東京・名古屋間に相当する距離です。河口にあるマラジョーという島は九州よりも大きいそうです、と説明を加えると、子どもたちは皆驚きの表情を見せます。