TWEET「新春に『四国遍路』を渉猟する_高神覚昇師『般若心経講話』」

◆ 中村元,紀野一義『般若心経・金剛般若経』岩波文庫
「『般若心経』解題」には、
 現在通俗的講義として特に有名なのは、
 高神覚昇師『般若心経講話』(角川文庫)である。(172頁)
との一文がある。
 検索するrと「角川文庫」本と「彩図社文庫」本がみつかった。さらには「青空文庫」でも読めることを知った。
「1934年には、東京放送局より『般若心経講義』を放送し、人気を博す。」
との記載もあった。
「通俗的講義」の先がけである。
 紙で読もうか、電子書籍で読もうか、と迷っている。電子書籍で傍線を引くことは、付箋をはさむことは可能なのだろうか、と時代錯誤なことを考えている。
 紙への思いはいまだに強い。お金には換えられないものがある。

高神覚昇師『般若心経講義』角川文庫
「第一講 真理(まこと)の智慧」(23頁)まで、「Apple」の「ブック(iBooks)」アプリで読みました。複数の行にわたって、たくさんの傍線(ハイライト)を引きながらの私の読書には適さず、消耗するばかりでした。「Apple Pencil」を使用して自在に、との「書き込み」もありましたが、やはり「紙」ということに落ち着きました。
 しかし、せっかくの機会ですので、「まっさら」のままに聴講することにしました。ただし、簡便なブックマーク(しおり)だけは使用します。

「わからなくていいんです。意味は気にしないよう、何度も申し上げたでしょう。」( 玄侑宗久『現代語訳 般若心経』ちくま新書 174頁)
どうしても「仕立て上げた『私』」が障碍になります。
さらに、気色ばみ、性懲りもなく、
◆ 空海著, 加藤精一編集『般若心経秘鍵 ビギナーズ 日本の思想』角川ソフィア文庫
を注文しました。「堕地獄」覚悟の必須の一冊です。