TWEET「カエサルのものはカエサルに」

 「パタゴニア」や「ユニクロ」では、自社の不要になった衣類を引き受けている。「パタゴニア」ではリサイクルを、「ユニクロ」では主にリユースに取り組んでいる。先進的な計らいである。
 たとえば、「ザ・ノース・フェイス」と「パタゴニア」、また「ユニクロ」の、同等の三種の衣類を、父の座るソファーの上に無造作に広げておくと、必ず「ユニクロ」さんの衣類が割りを食うことになる。八十代半ばの父がタグをみて判断しているとはおよそ考えられず、風合いや感触、着心地や暖かさを肌で感じて取捨しているのは、間違いのないことである。一昨年から衣類を父と共有している。以来、「ユニクロ詣で」がめっきり減った。そして、昨秋からは、「無印良品」が新たに加わった。好評である。
 「パタゴニア」の着倒した衣類が何着かある。そして、決して少なくない数の「ユニクロ」さんの衣類がある。受験が終わる早春を待って、各所に納めようと考えている。
 「神のものは神に」ということである。
 神の御見計らいに間違いはないと信じている。