TWEET「そこに灯火の明滅があれば」

 当地では、 2021/05/16 ころに、例年より21日早く梅雨入りし、以来梅雨空が広がっています。あまりにも早い梅雨入りに、いまが 5月なのか、6月なのか怪しくなることがあります。
 毎年梅雨入り目前の 06/05 前後に螢狩に出かけます。いつもの場所のいつもの所に陣取り、ぽつり、ぽつりと明滅する螢を鑑賞します。田植えを終えた背後の水田からは、蛙がしきりに鳴き声を上げています。そしてあわよくば、北極星を中心とした北の夜空の天体ショーが望めます。
 コロナ禍の影響とは考えられませんが、季節を問わず、異常気象による、各地での災害の報道ばかりが目につきました。人事は大きな惨禍に見舞われ、また官民の対応については見苦しさばかりが露呈した、この一年と数ヶ月でした。
 今年の螢の乱舞はいつか、芭蕉ならば、「螢のことは螢に習え」ということでしょうが。繊弱な螢が気象や人事の影響を受けることは免れず、死滅という唯一の抵抗をみせるやもしれません。
 風物詩です。やはり、06/05 前後の雨間を縫って出かけることにします。ひとり水無月の闇に紛れるのを楽しみにしています。そこに灯火の明滅があれば幸いです。