「絶対的な北はありませんという驚き その二」
「迷える仔羊さんたちのお話」
時代錯誤もはなはだしく、いまだに天動説をとなえる子どもたちがいます。右も左も、東も西もわからない迷える仔羊さんたちもいらっしゃいます。とはいえ、右も左もわからないのは私とて同じことで、迷える仔羊さんたちの群の、毛色のかわった一匹にすぎません。
「授業です」
以下、すてきな先生のすてきなサイトです。ぜひご覧になってください。絶対的な北がないことを理解していただけるでしょうか。
発泡スチロールの球体は地球です。赤い線は赤道です。青の線は、およそ北緯35°の緯線です。日本はこの青色の線上を北極側からみて、反時計回りに一日に一周(地球の自転)しています。方位の決め方は、画像の通りです。厚紙は地平線(地平面)を示しています。
緑色の押しピンは、日本にいる人です。紫色の押しピンは、北極にいる人です。ともに地球の中心(鉛直方向)にひかれています。
緑色の押しピンを赤道上に移動させると、真上が北なります。南半球に位置するオーストラリアに押しピンを移動させてみてください。右斜め上が北になります。
右の画像は、日本の日の出の様子を示しています。向こう側(東)で輝いているのが太陽です。日本での東は、左の画像より反時計回りに90°ずれていることがわかります。