東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」その一
私にはテレビを見る習慣がありません。PCで見るということもしません。同じ敷地内で別棟に暮らす父のところに行った折に、父が見ているテレビ番組を目にすることはあります。時には、その番組に見入ることもあります。私はテレビをたまたま目にし、偶然に見ます。この偶然の、たまたまのテレビに予感めいたものを感じるときがあります。
昨日の昼時、父に頼まれたテレビ番組の予約をしようと、テレビの前に座りこんでリモコンを操作していると、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」の映像が流れてきました。すべての動作を中止して、見入り、聞き入ってしまいました。釘づけになり、動けなくなってしまいました。胸の前に掲げられた一輪のガーベラの花がとても印象的でした。フィギュアスケートの羽生結弦さんが、被災した仙台のアイスリンクで「花は咲く」に振りつけをつけている、そんないくつかの場面を何年か前に見たことがあり、「花は咲く」の存在を全く知らなかったわけではありません。
その後、「花は咲く」一色の文化の日を過ごしました。感慨さめやらず、今もなおそれは進行中です。