P教授曰く「人の世は逆説でしか語れない」

「完璧という名の幻想。
原稿は拙速を尊ぶべし!
そして、推敲こそが本当の執筆の世界」


 「拙速」とい巧遅といい、二律は背反しているように思えてならない。人の世は逆説でしか語れない、ということなのであろうか。
 年の瀬にこのパラドックスに頭を抱えている。
 生来 素直な性格の私(!?)にとって、逆説でしか語れない人の世を泳ぐのは生半なことではない。