「拝復 P教授様_今の内に 1/2」

 言葉は時の経過とともに過ぎゆくものであって、「今でなければ書けない」ことがあり、「今でなければ」、後々には決して息を吹き返すことのない言葉があることも重々承知しているつもりですが…。
 思えば、夏以降のおびただしい数の「(話し)ことば」の流出は、未だに止むことを知らず、留める術を知りません。「ことば」の多用は、思考の停止を招き、「(書き)言葉」の枯渇につながります。
 今週末から冬期講習がはじまります。「ことば」を尽くせば「言葉」が尽きるという二律背反を前にして、足がすくんでいます。