「石巻山登拝」
昨日、神体山(しんたいさん)と仰がれる、地元(愛知県豊橋市内)の石巻山に登拝した。
数十年ぶりのことであり、記憶をたどるにもたどれず、初登山と何らかわらなかった。標高 358m の低山であり、散策程度と思っていたが、途中岩肌には、ロープ・クサリ・ハシゴがかけられ、本格的で、侮れず、肝を冷やした。トレッキングシューズこそ履いていったものの、たとえ低山であれ、やはりきちんとした装備で出かける必要を感じた。
まず「石巻神社 山上社」に参拝した。
「 石巻神社 山上社」 |
山頂は石灰岩の巨岩群からなっていた。女性が裸足になり岩の上にちょこんとすわり、眼下に広がる 360度のパノラマを楽しんでいたが、私にはまねのできる芸等ではなかった。 |
「石巻山 山頂」 |
「法螺貝」の音(ね)ならぬ、アボリジニの金管楽器である「ディジュリドゥ 」の音を聞かせていただいた。思いもよらぬことだった。「ディジュリドゥ 」とは「シロアリに食われ筒状になったユーカリの木から作られる」「アボリジニが精霊と交信するための」祭器である。彼の女性は「宇宙とつながるための音」と称していた。貴重な体験だった。
山には奇特な人たちがいる。
私にとっては、居心地のいい異界である。
「 石巻神社 山上社」 |
冬眠中に這い出し、寝ぼけ眼でいく恰好の聖域を見つけた。