TWEET 「書は世につれ」

◇ カミュ『ペスト』新潮文庫
が売れていることを知った。
そして、
◇ 小林多喜二『蟹工船』新潮文庫
が、不況時(2008年)に脚光を浴びたことを思い出した。小林多喜二没後75年にあたる年だった。
 二作品とも「ロングテール」に位置する純文学であり、異例の売り上げを記録しているのは、情報社会とあいまって、ということだろう。情報が瞬時に世界を駆け巡る時代の一過性の所産、ブームとしての読書である。
 「ロングテール」の最中(さなか)にあって、細々とながらも息づいているのは「古典」であって、他には真似のできない芸当だと思っている。
 いまのこの状況が終息に向かうことを願っている。