TWEET「スミレはスミレ」

 朝起きると髪の毛が大変なことになっていた。外出時には帽子をかぶり、ぼろ隠しをすることにした。
◆ patagonia
スプーンビル・キャップ
新作です。専ら琵琶湖での舟遊び用です。
「ボートに乗るときやフィッシングに最適なリサイクル・ナイロン製の軽量な帽子。日差しを遮る大型のつばと、吸湿発散性を備えたキャプリーン素材のヘッドバンド付き。つばはリサイクルした漁網から作ったブレオ社の追跡可能なNetPlus素材を使用。フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用」


「大型のつば」は日差しを遮り、人目をはばかり、果ては浮世を凌ぐのに好都合なことに気づいた。行き着く先は「目出し帽」かと思っている。
 陽の傾くころ、「春の湿原にスミレをさがしに」と思っている。

岡潔『春宵十話』角川文庫
「よく人から数学をやって何になるのかと聞かれるが、私は春の野に咲くスミレはただスミレらしく咲いているだけでいいと思っている。咲くことがどんなによいことであろうとなかろうと、それはスミレのあずかり知らないことだ。咲いているのといないのとではおのずから違うというだけのことである。私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである。そしてその喜びは『発見の喜び』にほかならない。」(29頁)

 ただし、風が止んだら
との条件付きである。どこ吹く風、吹く風に誘われてとはいかず、どこまでも「へたれ」は「へたれ」である。