TWEET「病気療養中につき_31_2/2」

開高健「明窓浄机 / 文房清玩」
 南に面した部屋で、窓も大きく取ってあり、「明窓」には違いないが、窓は汚れている。
「浄机」とは耳の痛い言葉で、机上は雑然としている、Mac 一台分のスペースが、わずかに残された自由な場である。
 明窓浄机とは、私にとっては、所詮 夢物語である。

「漂えども沈まず」
「悠々として / 急げ」
「毒蛇は急がない」
「朝露の一滴にも / 天と地が / 映っている」

「小説家 開高健 / オリジナルグッズのご紹介」
「文房清玩。物を愛し、物に愛された稀有な小説家。
 亜熱帯の戦場で、氷雨の原野で、深夜の書斎で一本の指となり、創造の起爆剤ともなるライター、パイプ、ナイフ、万年筆、ジーンズ、帽子・・・。
 昔の中国の文人が硯や筆や紙に凝って一人で書斎で楽しんでいた様子を「文房清玩」と表したと、小説家開高健は自著の中で何度か語ってきた。彼にとって、彼の人生に常に寄り添っていたさまざまな「静物」たちは、まさに「文房清玩」そのものだったであろう」

 どうしようもなく欲しくて買った文房具類がある。眼鏡、登山用品、釣り具類ならば何点もある。
 使用目的で買ったものばかりではなく、所有欲で買ったものもある。手元にあればそれでじゅうぶんに満足している。

 2023/04/13 には、
◇「RONSON オイルライター スタンダード R02」
◇「RONSO オイル フリント 消耗品 純正品]
が届いた。
「1886 年創業者ルイス・V・アロンソンによって設立されたポケットライターの老舗『RONSON』。
「RONSON STANDARD」は、RONSON社の代表的モデルであり、1943年の発売以来世界中のスモーカーによって支持され続けてきたオイルライターの名品です。
 レバーを押し下げることにより、ヤスリが回転し、フリントの火花が発生。オイルを吸い上げたウィックに火花が引火することにより、力強い炎が発生する。同時に、連結されたキャップが開閉することで、着火から消火までをワンモーションで行うことができます。
 これらの綿密に計算された動きは、ライターひとつずつを丁寧に作る職人の技術の賜物です」

「 Windmill ターボライター AWL-10」は、「WIND PROOF, WATAR PROOF」であり、「Windmill ターボライター JP-10」は、「WIND PROOF」である。
「RONSON STANDARD」には、最新の機能はないが、受け継がれてきた伝統がある。その炎はろうそくの灯に似て、静かである。また、そのかわいらしい形と形状は、装飾品としての価値を備えている。
 その後、二点の「清玩」をするにふさわしいオイルライターと出会った。そして、注文した。

◇「RONSON ライター バンジョー R01-1025 中」
「1886 年創業者ルイス・V・アロンソンによって設立されたポケットライターの老舗『RONSON』
 1928年世界で初めてのワンモーションライター(着火から消火までの操作がワンアクションで出来る)BANJOが発売されました。
 RONSONといえば、BANJOと言われるほど世界中にファンが多く存在し、そのメカニカルな構造と独特なフォルムはいまなお色褪せることはありません」

「BANJO」は一見 無造作にもみえる曲線からなっているが、それは使い手の手になじむ曲線を描いていることは、容易に察しがつく。手にするのが楽しみである。

◇「COLIBRI オイルライター フリント式 日本製 シルバーミガキ 308-0021」
「1910年英国で創業されたColibri社のファーストモデル。
 オートバイのサイドキック方式を採用した独自の着火システムは、他に類を見ないオンリーワンのライターです。
 Colibri – コリブリ – の名前は南米に生息する『ハチドリ』を由来としています。ハチドリは非常に小さな生き物でありながら、その完成された美しさは見るものに大きな感銘を起こさせます。
 Colibri オイルライターはミニマムなサイズに、職人の手による高度な技術を詰め込んだ究極のライターです」

「はじめての英国製のモデルである。産業革命を
尻目にかけた職人さんたちの手による「COLIBRI 1ST MODEL」である。いま「産業革命を尻目にかけた」と書いたが、いつの時代も産業は、優秀な職人さんたちの手によって成り立っていることは忘れてはならないと思う。
「COLIBRI 」とはすてきな名前である。早速いただくことにする。
「究極のライター」の到着が待ち遠しい。