TWEET「Kindle Direct Publishing_『本多勇夫 / 重ねて 折々の記_11』: 〜井筒俊彦編〜」

つい今し方、
「『本多勇夫 / 重ねて 折々の記_11』: 〜井筒俊彦編〜」
を、「Kindle Direct Publishing」にアップしました。
上梓されました。早速購入しました。


 ことば、言葉、コトバ、いま「ことば」の渦中にある。神、神々、霊、仏、に四囲を囲まれている。
 学生時代からの関心事が一同に会した。
 いくつもの偶然が重なっていまにいたった。
 井筒俊彦は、「存在はコトバである」と措定した。「ことば」が一気に心底にまで達した。思いもよらぬことだった。これ以上の椿事はない。私の趣向のすべてが一括りに括られた。
 井筒俊彦が語るのは哲学である。昇華されたものが、共時的に把捉されているのがうれしい。信仰なき私にとって、井筒俊彦と向き合う、その時々が救いとなっている。
 この世に生を享けたからには、この世の始原について知りたいという欲求がある。そして、曇りなき眼で四囲を見つめたい。美は曇りなき眼が見つける。
 私にとって井筒俊彦の著作は「実学」の書であり、実用の書であり、やむにやまれぬ書である。
 そして図らずも、紆余曲折を経て、井筒俊彦の哲学の文章が、次第に読めるようになっていく過程が
◇「『本多勇夫 / 重ねて 折々の記_11』: 〜井筒俊彦編〜」
に記録されることになった。