「五日遅れの処暑の日に思う」


「暑さが納まる頃」です。うち続く野分をやり過ごすうちに、様相が一変してしまいました。

昨夜「コオロギの初鳴き」を耳にしました。一匹のコオロギが盛んにラブコールを送っていました。

しかし、おそらく四囲にメスのコオロギの姿はなく、むなしくも私一人が、秋を受けとめた格好に終始したのだろうと思っています。

秋の気配に、秋愁の思いをいだいています。