「拝復 P教授様_わが町の哲人」

 一息つかれたようですね。どうもお疲れさまでした。
 夏期講習にかこつけて、すべてにおいて激ヤセ状態です。天賦の才云々以前の深刻さです。
 三日前、

松岡英夫『岩瀬忠震―日本を開国させた外交家』中公新書
『開国の立役者 岩瀬忠震』『開国の立役者-岩瀬忠震』編纂委員会
の二冊を、わが町の哲人からお借りして読みました。岩瀬忠震(ただなり)は郷土の人です。
「幕末の外交官である岩瀬の交渉の相手となったアメリカの外交官ハリスは後に
『当時井上、岩瀬の諸全権は綿密に逐条の是非を論究して余を閉口せしめることありき。(中略)懸かる全権を得たりしは日本の幸福なりき。彼の全権等は日本の為に偉功ある人々なりき』と語っています。」
 哲人は、通りに面した廊下のソファーで、日がな一日読書に耽っています。犬とヤギ それぞれ一頭を屋内で放し飼いにしています。新書は所々ヤギに食されていました。先代のヤギは盗まれ、外国人に食べられた、と言っています。

当地では残暑が厳しく、引きこもっています。

時節柄くれぐれもご自愛ください。
FROM HONDA WITH LOVE.