TWEET「ざっくばらんが大きらい」

「旧制三高」
深代惇郎『深代惇郎の天声人語』朝日文庫
京大教授の梅棹忠夫さんが「きらいなもの」を聞かれ、「ざっくばらんが大きらい」と答えているのも面白い。ざっくばらんとは、つまり野蛮なのだろう。(337頁)

「ざっくばらん」とは、前後なく、節度なく、見境なく、ということであろう。
 旅の空を仰ぎ見て、帰豊するや否や、
「あまざかる鄙」の明け暮れは、もの言わず腹ふくるることばかりである。
 遠ざかるしかない。引きこもるしかない。宿無しであるしかない。