テンカラ「あれやこれ編」です。


テンカラは日本の伝統釣法ですので、伝説の名人が各地にいて、独自のテンカラを確立し、自然とともに暮らしていますから、読んでいて楽しいですね。

次は、
戸門秀雄『職漁師伝 渓流に生きた最後の名人たち』農山漁村文化協会
(各地の職漁師(職業川漁師)が代々伝承してきた共存の知恵・独自の掟から、いまは亡き名人たちの釣技・釣具、魚を守る闘いに至るまで、彼らの生き様を通して、流域ごとに異なる奥深い職漁の世界を鮮やかに描き出す。)
を読もうと思っています。

DAIWA VIDEO
片山悦二さんのテンカラ釣りです。
「ジャンルで選ぶ」→「渓流」から入ってください。
「はじめようテンカラ!基礎編」
「はじめようテンカラ!実釣編」
THE FISHING テンカラ釣りで渓流に遊ぶ」
大切なことはポイントの見極め方とキャスティングの精度ですね。注意して見てほしいのはポイントを攻める順序です。立ち位置より遠くのポイントから手を着けると手前のポイントがつぶれてしまいます。片山悦二さんは、渓()魚にとって「毛バリはエサです」と書かれています。釣れるには釣れる、釣れぬには釣れぬ訳がありますよね。

「一所懸命」に遊ばないと面白くありませんよね。白洲正子さんには『遊鬼』という題名の本がありますが、「遊ぶ鬼」と化したいものですね。「釣り」を「釣道」にまで高めたいものですね。

『テンカラ釣りがある日突然上手くなる』を書かれた片山悦二さんは、ダイワのフィールドテスターをされています。かたや、『超明快 レベルラインテンカラ』を書かれた石垣尚男さんは、シマノのインストラクターをされています。

片山悦二さんのブログより
「1990年ころに、それまで築き上げてきた、レベルラインテンカラをビデオ化しました。軽いラインを使い、毛バリを沈め、誘いを掛けず、手感でアタリを取る。当時では非常識な釣法だったのです。」
「特殊な人間の釣りで、誰にでもできるものではないとか、あんな軽いラインを投げるのは一般の釣り師にはできないとか、とにかく変人扱いされていました。」
「ところがです。(中略) 当時そんなことを言っていた人(石垣尚男さん)が、いつの間にか、元祖レベルラインテンカラのタイトルで、書籍やDVDを出版しています。」
「出版社も、田舎のおっさんより、大学教授(石垣尚男さん)ほうが売りやすいと考えたのでしょう。」
「とみるのは、僕のうがちすぎでしょうか。」

◇片山名人のお言葉をどのように解釈するかは「あなたまかせ」の世界です。両名人の書籍はともに「つり人社」から出版されています。おもしろいですね。