TWEET「大愚良寛」

 「大愚」とは良寛の自嘲であろうが、私にとってそれは、最高の敬称であり尊称である。未だ「愚」を知らず、況や「大愚」をや、「日暮れ、塗遠し」、早るのは気持ちばかりである。
 井筒俊彦が命名した「理理無碍」の理解がおぼつかなく、悶々とした週末を過ごした。が、それは貴重な時間だった。
「いまなぜ井筒俊彦なのか」
と問われれば、
「白秋だから」
としか申し上げようがない。