TWEET「三輪の神糸」
盛夏、食品売り場で、
「三輪」,「神糸」の文字に胸がときめいた。
早速 手に取って見ると、
「製造者 / 株式会社 マル勝高田商店 / 奈良県桜井市大字芝374番地の1」
と記載されていた。
もう間違いなかった。
大和の「三輪山」は “神の山” であり、山そのものがご神体である。山中の一木一草、岩根・岩・細石(さいせき)・土塊(つちくれ)にいたるまで、すべてに神が宿っている。
「山が信徒にむかって法を説くはずもなく、論をなすはずもない。三輪山はただ一瞬一瞬の嵐気(らんき)をもって、感ずる人にだけ隠喩(メタフア)をもって示す」(「神 道 (7)」司馬遼太郎『この国のかたち 五』文春文庫 67頁) また、同じ桜井市にある「聖林寺」さんには、「十一面観音立像」が安置されている。「新観音堂」建立前後に二度 参拝した。高邁な御姿を仰ぎ見ていた。繊美な指の表情に目を凝らしていた。精細な蓮華座に見入っていた。
寺庭にある「聖林茶館」さんの窓ごしに、「三輪山」の山腹を眺めることができた。
「三輪の地は素麺発祥の地だった」
素麺発祥は、1200年前、三輪の里の肥沃な土地と三輪山から流れ出る巻向川の清流が、小麦栽培に適することから、大神神社の大神主であった大神朝臣狭井久佐の次男穀主が種を蒔かせ、その小麦を原料に神意に沿って素麺の生産を始めたと伝承されています。また、素麺は保存食としても有効で、当時飢饉に苦しむ多くの民を救ったとも言われております。
素麺が日本全国へ広まったのは、江戸時代に流行した「お伊勢参り」が関係し、三輪が街道筋にあったことから、お参りする人々によって全国へ伝えられました。
今でも播州・島原・小豆島・淡路等素麺の主な産地には大神神社の分社があり、この事実からも三輪は”素麺のふるさと”と言われます。(「マル勝高田商店」さんのサイトより)
「三輪の神糸」
- 細きこと糸のごとく、白きこと雪のごとし -
「三輪の神糸」の由来は、手延素麺の発祥の地、大和・三輪に残る古い言い伝えから。
神業ともいえる細さと、コシの強さは、
こだわりの「本腰熟成製法」ならでは。
厳選された素材を用い、伝承の手延べの技術と、
蔵熟成で丹念に仕上げました。(「マル勝高田商店」さんのサイトより)
「三輪で息づく / 神、紡ぐ糸」
「食」にまで眼が向かなかったのは、うかつだった。
「聖林寺参拝」,「三輪山登拝」,その合間に,「てのべ たかだや 奈良・桜井本店」にて、 “神の紡いだ神糸 ” を食するのがいい。
日帰りでは無理だろう。周回するのも面白い。
下記、
の、好感のもてるウェブサイトです。
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