TWEET「病気療養中につき_10」
今年になって訃報に接することが多くなりました。
帯状疱疹のため、通夜・葬儀はご遠慮し、後日 ご挨拶にうかがう、という不義理を重ねています。
死に臨んだ、明恵上人の言葉です。
死とは殊更のことではなく、「生死一如」、生と死はひとつながりのものであり、個々の「いのち」は、「いのちの根源」,「永遠のいのち」に摂取される、と私は考えています。
故人の方々は、安らかに息をひきとり、いま自足した平安な内にあると、私は信じております。
女性飛行家の草分けである、アン・リンドバーグは、日本語の別れの言葉、「サヨナラ」の意味を、「そうならなければならないなら」と書いています。
「サヨナラ」、「そうならなければならないなら」ば、人事の、人の図らいの、およばないことであり、私たちは受け容れるしかありません。
アン・リンドバーグは、日本語の「サヨナラ」を、世界で最も美しい別れの挨拶であると述べています。
私は亡くなられた方々と、「サヨナラ」で、お別れしています。
ありがとうございました。
「サヨナラ」。