TWEET「解体後の今日」

 昨夕、解体工事のすべてが終了した。


2024/11/30

 解体業者「信頼」さんの、トルコ・イスタンブールご出身の二人の男性を中心とした、丁寧なお仕事ぶりに感心している。
 解体工事の およそ 6割あまりは、廃棄物の分別であることを知った。飽くことなく、丹念に仕分けしていただいたことにも感謝している。

 懸念の解体を終え 明けて今日、感傷はなく、清々しい心持ちでいる。
 以下の写真の、細長い側溝の蓋の部分が、かつての勝手口である。

 
 蓋の上に立って、いまは無き屋敷内のあれこれに思いを馳せている。
 ちなみに側溝の蓋は、私が無理をいって、ムスタファさんに急ごしらえしていただいたものである。
 明日からは、盛り土の運搬がはじまる。

 更地は思いのほか美しい。同敷地内に建つもう一棟の木造家屋もこの際 解体し、更地にしてしまいたいという衝動がある。 “美” のためにはホームレスも厭わない、ということである。
 また、同じイスタンブール出身の、「自分を見つけに、日本にきました」と言った、16歳の優秀な少年 エレンの行末が気になっている。
 断章が続きます。