高橋和巳「S教授と文弱な私」17/18
「立命館と高橋和巳 ー 『捨子物語』と「六朝期の文学論」」
「対談 ① 神と人との間 漢字の呪力 梅原猛 × 白川静」
『別冊太陽 白川静の世界 漢字のものがたり』平凡社
たった一人の偉丈夫の存在がその大学の、いや少なくともその学部の抗争の思想的次元を上におしあげるということもありうる。残念ながら文弱な私は、そのようではありえない。((高橋和巳)『わが解体』)(37-38頁)
(S教授とは、白川静教授のことです)
以下、最後の、
◇「蘇東坡と陶淵明 ー「白川静」は三人?
◇「立命館と高橋和巳 ー 『捨子物語』と「六朝期の文学論」
◇「長生の術 ー 百二十歳の道」
の三つのタイトルの下では、白川静さん、梅原猛さん、そして編集部の方も加わって、軽妙で洒脱な会話が交わされ、三者三様に楽しまれている。
「当時の立命は素晴らしかった」と言った梅原さんの発言が結論めいているが、九十一歳になられる白川さんへの労りの言葉に満ちており、本対談の掉尾を飾る、粋な計らいとなっている。