TWEET「病気療養中につき_02」

 昨年の夏、「帯状疱疹」の予防接種を受けようと思いたち、検索すると、2回のワクチン接種でおよそ 4万円前後(地方公共団体の助成金なしでのお値段です)と高額で、考える余地なく止めました。それが今回のこの始末です。
 患部を消毒し、処方していただいた軟膏を塗布すると、全力疾走できそうなほど、さっぱりします。この処方薬で治
る、という安心感があります。しかし着衣すると、ガーゼが、またTシャツが患部に触れ、刺すような痛みを感じますので、横になってじっとしているほかはありません。 
 が、この安心感、信頼度はありがたいですね。 
 ガーゼをはがす際には皮膚が傷み…。それにしてもガーゼが、またTシャツが悪さをし、思ったような治療効果が上がらないとは、この高度医療の時代にあって信じられないことです。
 看護師さんのガーゼ
の取り扱いは、微に入り細に入り、職人技ですね。テープの取り回しが適材適所であって自在で、捨てるに忍びなく、前回のガーゼが手元にありますが、時折羨望の眼差しで眺めています。 
 皮膚科の専門医の先生(それ以前には、お正月休暇だったため、「豊橋市休日夜間急病診療所」を 2022/12/30 と 2023/01/03 に 2回受診しました)には、2023/01/06 の初診時に、 
「広がっちゃった、広がっちゃった」
と言われ、また前回 2023/01/11 の
受診時には、
「ずいぶんよくなりましたね。もう1週間するとずっとよくなりますよ」
と言われました。
 誠実な先生です。

 思うに、医師は私の生きてこなかった反面を生き、私は医師の生きてこなかった反面の内にある。妙な取り合わせで、補償しあっている。が思えば、医学畑の人と文学畑の人の間には、大きな懸隔があるのは当然のことである。文学畑の人間は “誠実な方 ” たちを取りこぼすことなく包括することができるが、 時に “誠実な方” たちにとって、浮世離れした文学畑の人間を包摂するのは容易なことではないだろう。
 私は両者の価値判断を、是非を云々する者ではない。各種の感情によって彩られる以前の事実を述べたにすぎない。
 以上、私の「帯状疱疹」にまつわる雑感でした。
 また、未だ休筆宣言の最中(さなか)にあります。