TWEET「ほんの手遊びとはいえ」

 過去3か月間に、木坂 涼「魚(うお)と空」の閲覧が、5101 回あった。また、過去30日間に、3049 回の閲覧があった。そして、いまもなお読まれ続けている。

2018/06/26
木坂 涼「魚(うお)と空」
光村図書出版『国語 1』(70-71頁)

急降下。
鳥が
翼(つばさ)で
海を打つ。

鳥は
もう摑(つか)んでいる。
波は
海のやぶれ目を
ごまかしている

魚は
海を脱(ぬ)けでる
初めて そして
たった一度だけ。

空の高見(たかみ)で
もうひとつの空へ
のまれる

 「海のやぶれ目」の意味が解らない子どもたちが結構います。「もうひとつの空」とは、「彼岸」という意味なのでしょうか。
 釣り上げた「ちびっこ(ブラック)バス君」を宙づりにすると、「キョトンとした顔つき」をしてぶら下がっていることがあります。はじめてふれた世界に何が起きたのかわからないのでしょう。「ちびっ子バス君」たちにとっては、手荒い洗礼です。水面とは、水中と空中を分かつ一枚のフィルムです。釣りとは、一枚のフィルムをはさんでの攻防です。



2018/09/03
「詩一篇_木坂 涼『魚(うお)と空』の閲覧数について」
 2018/06/26 に、手遊びに書いた、詩一篇_木坂 涼「魚(うお)と空」の閲覧数が 100を越え、意外に思っています。
 光村図書出版『国語 1』からの引用です。中学生諸君の閲覧なのでしょうか。毎日のように読まれています。



過去 閲覧数の最も
多いブログは、
で、総閲覧総数 32348 と、他を圧倒している。第2位が急伸の、
詩一篇_木坂 涼「魚(うお)と空」(2018/06/26)
で、総閲覧総数 9944.。第3位が、
で、総閲覧数 1859。第4位が同じく小林秀雄の、
で、総閲覧数 1821 となっている。

 閲覧数上位のブログを、つらつらと眺めていると、硬派なブログで占められていることが見て取れる。私のブログ中の “古典” である。
 しかし、「詩一篇_木坂 涼『魚(うお)と空』」だけは解せない。ほんの “手遊び ” が化けた格好である。