「教育の浄化と再生_授業時数の圧倒的な不足と職員室の人間模様」


 次回の定期テスト前 十二日間のうちに、休日が5.5日(テストの前日は午前中授業です)あります。テスト週間中(テスト前の一週間)に3.5日の休日があります。先生方も授業時間が足りなくて、さぞお困りのことと拝察いたします。授業時数が圧倒的に不足しています。かと思いきや、子どもたちが授業内容を理解しているか否かを知ってか知らぬか、進度が速すぎるとの理由で、生徒に自習をさせる先生方もいらっしゃいます。テスト範囲に指定しさえすれば、どこかで誰かが教えてくれるとでもお考えなのでしょうか。先生方のおざなりな授業のツケは、結局のところ私どものところに回ってきます。不自然です。不謹慎です。小・中学生にとって教師は絶対的な存在であり、一つ間違えれば教師の言動は暴挙と化します。

 たとえば、冬休み直前の「天皇誕生日」をふくむ三連休、冬休み明け直後の「成人の日」をふくむ三連休。冬休みを前後しての六日間の休日、これほどまでして学校は授業日数を稼ぎたいのでしょうか、学校とは不可解きわまりないところだとつくづく思います。

 職員室における先生方同士の、ぬるま湯につかったような、厳しさを欠いた人間関係。同僚の言動は、我関せずとして見て見ぬふりをし、知らぬ存ぜぬを通し、だんまりを決めこむという悪しき慣習。第三者の目はないに等しく、学校教育の現場では手を抜こうと思えばいくらでも手を抜くことができます。個々の先生方の良心に大きく依っています。しかし、子どもたちの先生方をみる目は厳しく、ときに辛辣なことを、心しておいてほしいと思います。教育の矢面に立つ先生方に向上心がなければ、互いに切磋琢磨しなければ、また教壇に立つ先生方が積極的に発言し、その声を真摯に受けとめる教育行政に携わる方々がいなければ、教育の浄化も再生もありえないことです。

 そして最後に、先生方には、子どもたちが時折もらす小さな声に細心の注意をはらって耳を傾けてほしいと思っています。それが私の願いです。思春期の子どもたちは皆、危ない綱渡りをしています。